今回は多摩を離れて埼玉県川越市にあるフレンチレストラン「ア・ポワン」さんへ。アポワンさんはシェフ一人で全ての料理を作り上げる、完全予約制の川越の人気隠れ家レストラン。今年もまた母の誕生日祝いで家族揃って川越フレンチランチを堪能してきました。
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アクセスと店内の雰囲気
ア・ポワンさんは川越市仙波町の国道16号沿いにあります。目立つ大きな看板はないので、初めて車で来店する時は通り過ぎてしまう人も多いのだとか。
16号線富士見町の交差点を過ぎて下り坂になり、左手に氷川神社の木々が見えてきたらもうすぐソコです。「P」と書かれた小さい黄色い看板が目印です。店舗敷地内に5台分の駐車場があります。
外観は一見するとレストランには見えない佇まいですが、中に入るととても素敵な空間が広がっています。
店内はそこまで広くないですが、テーブルとテーブルの間隔が広く、プライベート空間が保たれ、ゆったりと食事を楽しむことができます。
昨年同様、今回もこちらの席に。広々とした席で居心地がいいです。
ロイヤルコペンハーゲンのお皿が迎えてくれます。
飲み物のメニュー。
ワインなどもありますが、アポワンさんに来たらぜひ頼んで欲しいのが「シチリア産ブラッドオレンジジュース」。目の覚めるような鮮やかな酸味とリッチな果実感。大人のオレンジジュースといった趣です。
前菜
生ウニとニンジンのムース コンソメゼリーよせ
昨年もいただきましたが、この前菜はア・ポワンさんの人気メニュー。
一番下に人参のムース、その上に生雲丹、そして一番上にコンソメゼリー。
濃厚なポタージュがクリームになったような感じの人参のムースはこれだけ食べてもとても美味しい!そして濃厚なムースに負けていない旨みと甘みたっぷりの生雲丹と牛スネ肉などからとった出汁のジュレ。これは至福の美味しさ。
メイン2品
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今回はシェフおまかせコースをオーダー。メインはお魚とお肉の2品です♪
帆立のポワレ
「いけのほたてです」と説明があり、「池のホタテ?池?」なんて一瞬思ったのですが、「活けのホタテ」ですね(笑)
確かソースはオマール海老のソースとの説明だったと思います。表面は香ばしく中はふっくら。美味しすぎるとあっという間に食べてしまって、もっとゆっくり食べれば良かったといつも思います(^_^;)
アポワンさんのパンはブールをちょっと小さくしたようなフランスパン。パリパリのクラストにふんわりと軽いクラム。
小麦の香り豊かで、そのままでもとても美味しい。添えられたバターも新鮮で、バターといただくか、お料理のソースをつけていただくか迷うところです。
鴨のロースト
今回のお肉のメインは大好きな「鴨」!うれしい~♪
美しいビジュアルですね。厚めにカットされており、表面はカリッと香ばしく焼かれています。鴨の美味しさを堪能して欲しいというシェフの思いでこの厚さなのだそうです。
添えられたフランス産の黒トリュフの香りが濃い!妹はこのトリュフだけを口に運んで「美味しい~♪」と感動していました(*^^*)ワタシもこうして鴨とトリュフを一緒にいただくのは初めてでその美味しさに感動しました。
そして、野菜やキノコがもりもり!どの素材もひとつひとつの香りや味が鮮やかで、シェフのこだわりというか「美味しいものを食べて欲しい」という思いが伝わってきます。
デザート
こちらは父がオーダーした「クリームチーズのムースと季節のフルーツ」
デザートは数種類用意されていて、最初にオーダーしておきます。今回は・・
■ コーヒーのスフレ グラッセ
■ 黒糖のムースとコーヒーゼリー
■ クリームチーズのムースと季節のフルーツ
■ クレームブリュレ
■ マルキーズ ショコラ
そして、3日前から手掛けられ、いつもはメニューに無い
■ りんごのミルフィーユ
この6種類からオーダーです。
最初の画像は父がオーダーした「クリームチーズのムースと季節のフルーツ」。上に乗っているのは桃のシャーベット。そして下のソースは巨峰を使っているそうです。
とても美味しそうでしたよ(*´ω`*)
今回は母の誕生日。電話予約の際にその旨を伝えたところ、母のデザートのお皿にチョコレートで「Happy Birthday」の文字を書いてくださいました。うれしいサービスです♪
母、妹、ワタシの3人がオーダーの「りんごのミルフィーユ」。バニラアイスが添えられています。パイ生地を3日前から手掛けられたというこだわりのデザート。
パイの間にはカスタードクリームとりんご。崩してしまうのがもったいないくらい・・でも崩すけど(*ノωノ)
ナイフを入れるとそのままグシャッと崩れてしまうかと思いきや、サクサクとキレイに切れました。もっと厚みのあるパイ生地かと思ったのですが、絹のように薄く繊細。これが幾層にもなっていて今までに経験したことのない軽やかで繊細な歯ごたえ。
このミルフィーユは作りたてをその場で食べるからこの繊細さを保てるんですね。時間が経つごとにこの繊細さは失われていく、とても儚い、でもとても贅沢なデザートです。
最後は挽き立てのコーヒーと小菓子をいただきました。小菓子はモカシューとアーモンドショコラ。
今回オーダーしたのは、1人前4000円のシェフおまかせコースのランチでした。シチリア産ブラッドオレンジジュースは570円。ランチコースは他にもあります。
川越のフレンチレストラン「ア・ポワン」さんのシェフおまかせコース、美味しくいただきました。昨年も今年も9月の終わりに訪れていますので、今度は季節を変えて訪れてみたいですね。
「ア・ポワン」店舗詳細