神様の通る道といわれる神戸岩(かのといわ)は、東京都西多摩郡檜原村にあります。以前からもう何度も訪れていますが、いつ来てもその雄大さ、荘厳な雰囲気に癒されます。檜原村のパワースポット「神戸岩」と、その先のトンネル「神戸隧道」、そして林道「鋸山線」に夫と一緒にバイク(原付二種)ツーリングしてきました!
天然記念物 神戸岩の由来
神戸岩
神戸岩は、1960年(昭和35年)に東京都から天然記念物として指定されています。かなり大きな岩壁で、すぐそばまで行くと大迫力!神の戸って、神の扉…神様へ通じる門…という想像ができてなんだか神聖な気持ちになります。
神戸岩のいわれ、由来は諸説あるようですが、
北秋川の支流である神戸川上流部の赤井沢を挟んで位置する大岩壁(中略)神戸岩という名前の由来は、下手から見ると石の扉が開きかけているように感じられ天岩戸を想像させる。またその延長線上に大獄神社があるため、ここを神域への出入口と見立て、神域の戸岩=神戸戸岩=神戸岩となったという説が有力。Wikipediaより
Wikipediaにも、そして、檜原村観光協会が出されている資料にもこの説が有力と記されていました。
神さまが通る道 神域への出入り口
神戸岩の間は峡谷になっていて、歩くことができます。
案内看板。以前、この看板はありませんでしたが、新たに出来たのですね。以前は、「神戸岩」と彫られた石碑がひっそりと建っているだけで案内看板などはなく、「え?ここ?ここでいいの?どこから入るの?」みたいな感じになってました(^_^;)
「渓谷歩きはこちらから」の案内はわかりやすくて助かります^^
歩き始めて下に降りていって振り向くとこの景色。この橋は「戸岩橋」。アーチ状になっていていい雰囲気ですよね。実は、ここからの景色が大好きで何度もカメラに収めているのですが、なかなかイイ感じに撮れず…( ̄▽ ̄;)この一枚はここ数年の中ではピカ一!笑
この「戸岩橋」を渡り、トンネルを抜けて先へ行けるのですが、それは後述します。
左にはごうごうと勢いよく流れる滝、そして右にはハシゴ。これを登って先へ行きます。
さらにハシゴ。直接岩に打ってあるんですね( ゚Д゚)かなり頑丈ですが、濡れていて滑りやすいので注意しながら登ります。
流れる水は澄み切っていて、とてもキレイです。…でも足場は狭いので注意です。
ここがおそらく神戸岩の由来である「神域への出入り口」といわれる場所。左右の岩壁がまさに開きかけた石の扉のようです。
画像右側に鎖が見えますが、ここを歩いて向こう側に抜けられるようになっています。
神戸岩の中にひっそりと佇む小さな祠。
何度も来ているのに、この祠に気づいたのはずっと後になってからでした。
四季折々の神戸岩を見てきましたが、一年を通じて水量は安定している印象です。ただ、奥の滝は秋冬よりも春夏の方が水量が多めで迫力があります。
段を水が流れていく様を見るだけで心が清められていくような気持ちになります。マイナスイオンもたっぷりで癒されますね。
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◎【動画】神戸岩 ※アクセスと駐車場もあります
神戸隧道~鋸山林道起点
前述した「戸岩橋」。苔がすごくいい!なんだかタイムスリップしたような、そんな感じさえしてきます。ここを渡ると先にはトンネル「神戸隧道」があります。
神戸隧道。とにかく暗くてちょっと怖い。ここを抜けると神戸岩の向こう側に出られます。詳細は動画をご覧ください↓
そして、その先には奥多摩町に抜けられる林道「鋸山線」があるのですが、これを書いている現時点では残念ながら通行止めとなっていました。
◎【動画】神戸隧道~鋸山林道起点
紅葉も見事な神戸岩
新緑から緑の深まる頃もいいですが、紅葉の頃も絶景です。なかなかタイミングが合わず、毎週のように通って撮影できました(*´ω`)
神戸岩へのアクセス
クルマやバイクで行く場合、キャンプ場の「ロッヂ神戸岩」を目指すとわかりやすいです。「ロッヂ神戸岩」の中を通り抜けるような感じで進むと公衆トイレのあるやや広めの駐車場があります。(神戸岩駐車場)
この駐車場の先に小さなトンネルがあるのですが、先に行くとクルマは停められないのでここに停めて歩いていくのがいいと思います。厳密に言うと、神戸隧道の先に数台は停められるスペースはありますが、先が林道なので駐車している台数が多い場合Uターンできない可能性もあります。
東京都西多摩郡檜原村神戸
駐車場:神戸岩駐車場(公衆トイレ有り)
武蔵五日市駅 西東京バス藤倉行「神戸岩入口」にてバス下車、徒歩40分